1968年のバイク世界一周旅行

その104


人には人の数だけの人生があり、
どう生きるのが最も良い生き方かは
その人の価値観によるので、
どの生き方が一番良いとは言えない。


しかし、一般的には、人は少しでも人より
豊かな生活をしたいという
願望は持っていると思う。


私が就職して感じた差別感というか、
失望、後悔は、有名大学出身の同期生は
入社と同時に会社の将来を担っていく幹部として、
レールが敷かれていることを知った時である。


このことは、同期生の私に比べ、
人生における、彼らの地位、名誉、豊かな生活が
入社と同時に保障されていることであった。


私が述べているのは一つの実例であり、
すべての会社がそうであるとは、言い切れないので
私の考えは間違っているかもしれないが、
私はこれが社会の現実だと身をもって知った。


その会社で努力すれば、道は開けたはずだと
言う人もいるかもしれないが、
私は米国留学という道を選んだ。


自分の人生を振り返ってみると
自分の好きなような人生経験ができたので
それは間違ではなかった。


今は何を基準に豊かな生活と判断するか、
それは、人生という道程の中で、
人には、それぞれの判断基準があると
少しはわかってきた。


宇宙の年齢は138億年だそうだ。
それに比べ人間の寿命はたかが100年、
そのミクロの時間、100年をどう生きるか。
時間は待ってくれない。


若い人へ、バイクで世界を観て回れなどとは言わない。
バイク旅行は金と暇があれば、誰でもできる旅である。
今の時代には、今の時代を生きる人に合った夢があると思う。
その夢を達成するために少しでも、
未知への旅立ちまじかの人には、
「もう歳だから」などと言わず
前向きに生きるヒントになれば幸いと思い
ブログを立ち上げた。
人生の結果は日々の生き方次第だから。